カテゴリ: 本・漫画
『句集 地球酔』
ゆっくり書く時間がなくて、今頃になりましたが・・・
少し前に、土井探花さんの句集『地球酔』を、俳句結社「雪華」の同人の方からいただきまして、読む機会を得ました。
それがなかったら、この句集は知らなかったと思います。(汗)
この本は「兜太現代俳句新人賞シリーズ・3」でもあり、土井さんは第40回の新人賞を受賞された方です。
何日かかけて詠みました。
一気に読むには、頭がついていかない・・・これも感想のひとつですが、脳みそのどこの部分を使ったら、こんな斬新な俳句が出来上がるんだろう??という、現代的な俳句の句集です。
この方独特の感性が素晴らしくて、突き抜けていて、どう捉えたらいいのかわからないくらいの表現というか個性が詰まっています。おもしろいです。
こういう気づきがあるんだ、俳句にできるんだと。
初めて聞くような言葉も多くて(自分が知らんだけの脳足らずなんだろうけど)、それを調べながら読んでいくのも時間がかかった理由のひとつ。
勉強になりましたよ。ほんとに言葉をよくご存じです。(俳人の方は、皆さん語彙力がすごいですね。)
そんな不思議な感覚の中でも、やはり実感の伴った俳句はとても好きで、例えば・・・
「良いブラジャー少しきつくて今年去年」
「AKBのやう朝顔のうぢやうぢやと」
「子猫だが猊下と呼ばざるを得ない」
など・・・こういうのは、すごく共感できるんですよね!
いい刺激をいただきました!
ありがとうございました☆(*´▽`*)
新刊☆
『推しの子』
『わたしの幸せな結婚』
漫画女子部メンバーからお借りした漫画です。
『わたしの幸せな結婚』(原作・顎木あくみ 漫画・高坂りと スクゥエア・エニックス)
最近、映画化もされて、主演が目黒漣くんで注目されました。
出だしは、ただの恋愛漫画なのかな~と思っていましたが、だんだんと異能がらみの演出が強めになってきてます。
最近の人気漫画の傾向として、「異能」「異世界」「転生」「人外」「シンデレラ的恋愛話」要素が多いなぁと思うんですが、この作品は異能×シンデレラストーリー的な漫画です。
ストーリーはそれほど好みではないけれど、絵はかわいくてきれいで読みやすいです。
旦那さまはすごい美形で、実写で目黒漣くんを使いたくなる気持ちはわかる・・・(笑)
『一人十色』
「梅沢のおっちゃん」こと梅沢冨美男さんの句集『一人十色』買いました。
2020年春に俳句を始めて、そこからプレバト見るようになり、役者や歌手として存じていた梅沢さんが、俳句をされているのを知り驚きました。
そして、とてもいい俳句を詠まれていて、さらに驚き。
夏井先生とのやり取りもおもしろくて、先生の愛ある「ボツ」や添削が微笑ましい。
自称Mr.プレバトとおっしゃるだけあって、梅沢さんの出演がない日はやっぱりつまんないですよね。
先月ようやく目標の50句が揃って句集完成。
(番組は続けられるようなので、それもよかったよかった!)
早速読みましたが、私が番組を見る以前の俳句など含め、どれもほんとうに素晴らしい俳句ばかりで、さすが永世名人(特別永世名人)だなぁと感服いたしました。
お忙しいお仕事の中でも、見えないところで努力されたんだなぁと。
本の中でも触れてらっしゃいますが、舞台役者のせりふのリズムや言葉が身についているのは、梅沢さんの強みで土台になっていますよね。そこにご自身の学びと夏井先生の指導や叱咤激励あっての現在・名人級なんですね。
番組では、ご自身のキャラや役割を演じていらっしゃいますが、真面目でやさしい人柄が俳句にもにじみ出ているのがわかります。お忙しい中でも、俳句に向かう姿勢は見習うべきところです。
傑作50句が素晴らしいのはもちろん、この本の見どころはその後です。
夏井先生の添削例の振り返りは、素人の私の勉強になる内容でした。
これは買ってよかった~!
私も俳句をやっている端くれで、才能なく行き詰ってばかりの日々ですが、俳句の筋肉(俳筋力)がついていけるように、焦らず日々こつこつとやっていこうと、あらためて思えました。
新刊
『瓢箪から人生』
はばかりながら、いつき組の端くれのわたくしですが、我らが組長・夏井いつき先生のエッセイが発売になりました。
『瓢箪から人生』(夏井いつき・著 小学館)
女性週刊誌に連載されているエッセイが本になりました。
週刊詩はほとんど読まないので、まとめた書籍が発売されるのを待っておりましたが、思ったよりはやく出版されたので嬉しいです!楽しみにしていました!
昨日届いたので、まだ半分ほどしか読んでいませんが、俳句歴3年目の私が知らないこと(俳句だけでなく、先生個人のことなど)を知ったりして、楽しく読んでいます。
文章も読みやすくて、気が付いたらどんどん読み進めてる・・・ゆっくり読もうと思っていたのに、あれ、もう半分?というぺーすで読めますよ。