昨日は、広島市まんが図書館開館20周年記念講演会『広島を描く、広島で描く』へ行きました。
会場は、南区段原のイオンシネマ広島です。



↑ 始まる前の会場・・・

往復はがきで申し込み、抽選で当たりました。
映画がヒットした後でもあり、座席は大勢の方で埋まっていましたよ。

『夕凪の街 桜の国』『この世界の片隅に』の作者で広島市出身の漫画家・こうの史代さん。
講演会というより、座談会形式の会でした。
京都精華大学副学長・マンガ学部教授の吉村さん、比治山大学短期大学部美術科講師の久保直子さんとこうのさんの3人で、先生の作品や漫画、広島について、2時間語り合うのをお聴きするというものでした。

いくつかのキーワードをもとに、先生の仕事ぶりや作品の背景や作画についてのお話など、とても興味深かったです。
主催のまんが図書館や、非常勤講師をしている比治山短大のこともさらりとPRしながら・・・

先生が作品の主人公さながらに、左手で描いた原爆ドームのスケッチ・・・
私も気になっていた漫画のコマについて触れたり・・・
他の作品との無意識のリンク部分など・・・
作者の思いがたくさん聴けました。
漫画好きには嬉しい講演会でしたよ。
手元にある先生の漫画を、より深く味わうことができます。

私が先生のお話で印象に残ったのは、
・方言とは、自分を構成している一部であること。
・「居場所」という言葉(意味)がとても好きだ。
というところでした。
先生のお人柄が滲んでいたと思います。

ますますファンになったなぁ・・・。
私も比治山短大の学生になって、先生に講義や指導を受けたくなりました。
学生さんが羨ましいぞ~。



これからも、まんが図書館を大いに利用していきます!
公立では珍しい漫画専門の図書館・・・広島の自慢の文化施設ですよ。