カテゴリ: 読書
『瓢箪から人生』
はばかりながら、いつき組の端くれのわたくしですが、我らが組長・夏井いつき先生のエッセイが発売になりました。
『瓢箪から人生』(夏井いつき・著 小学館)
女性週刊誌に連載されているエッセイが本になりました。
週刊詩はほとんど読まないので、まとめた書籍が発売されるのを待っておりましたが、思ったよりはやく出版されたので嬉しいです!楽しみにしていました!
昨日届いたので、まだ半分ほどしか読んでいませんが、俳句歴3年目の私が知らないこと(俳句だけでなく、先生個人のことなど)を知ったりして、楽しく読んでいます。
文章も読みやすくて、気が付いたらどんどん読み進めてる・・・ゆっくり読もうと思っていたのに、あれ、もう半分?というぺーすで読めますよ。
句集伊月集『鶴』
正木ゆう子さんの本
まんが女子部 部活動
『論語と算盤』
雨降りには、読書がちょうどいいですね。
(漫画ばっかりじゃなかったりする・・・(;^_^A)
この大雨では、気分はソワソワしますが、時間があったり気分を落ち着かせるのに、気を紛らすための読書になってるかもしれません。
前置きが長くなりましたが、先日買って読んだ本です。
『現代語訳 論語と算盤』渋沢栄一 守屋淳・訳(ちくま新書)
大河ドラマを毎週楽しみにしています。
名前くらいしか知らなかった渋沢栄一のことが、ドラマを通して知ることができて、おもしろく見ています。(まぁ、イケメン揃いで目の保養にもなりますよねぇ・・・)
ドラマなので、多少の脚色もあるかもしれませんが、ドラマ仕立てだと歴史の流れはわかりやすいですね。
今まで、薩長武士や新選組側からのアプローチはありましたが、一商人から武士、そして実業家へと変身していく渋沢栄一目線は、とても新鮮です。
激動の時代から近代へ導いた業績を、これからも楽しみに見て行こうと思っています。
前回では、奥様が何度も何度も「あさましい」とつぶやいて、トドメはお手紙にまで嘆かわしいと書いて寄こした場面は、なんか微笑ましかったです。(あれほど嫌っていた西洋にかぶれたわが夫の姿を写真で見た奥方の反応です。)
進化していく栄一さんと、5年?もほったらかしにされてる側とのギャップがなんともおもしろい。
来週はパリから戻った栄一が、新しい世のしくみをどうやって変えて奮闘していくのかが楽しみですね。
やはり時代を築いてきた人の言葉や考え方は、筋が通っていて気持ちがいいと、本を読んで思いました。人や社会や精神のことが、とてもわかりやすく書いてあります。
時代は違えど、現代にこそ実は必要な言葉の数々ではないかと思いました。
私は実業家でも政治家でもないただのおばちゃんだけれど、どんな立場であれ、どんな目標を持っているにしても、生きていく上で大事なことは同じ。
こういう名著を読むと、背筋が伸びますね。
萩尾望都さんの本
先日、本屋で見つけた本です。
まずは立ち読みします。(ごめんなさい、)
共感しかない本ですね!帰ってゆっくり読みたかったので、購入決定。
以前、放送された萩尾望都さんの特集をまとめた本です。
萩尾先生ファンとしては、「そうそう、そうなのよ~~」という内容です。
『トーマの心臓』や『ポーの一族』が取り上げられることは多々ありますが、短編をクローズアップしているのが嬉しいんですよね。
私も『半神』には心打たれて、ずっと心に残っている話です。
萩尾先生の短編は素晴らしい。先生の作品は私にとって「ほぼ文学」です。
十代の頃から、大人になっても、作品の幅と奥行きにはやられっぱなしです。
それは萩尾先生にかかわらず、子どもの頃読んでいた当時の漫画には、文学と同等の深みがありました。
今の子たちにも、どんどん読んでほしいんだけどな。
昔の漫画は、子ども心にもかなりの衝撃(感動とは違う衝撃!)を受ける作品が多かったですね。
生と死や愛憎、ヒューマニズム・・・ふわふわしたおとぎ話や恋愛話ではないんですよ。(そういうこてこての漫画もありましたが)
そういう世界観に惹かれる子だったんでしょうね。世の中きれいなものだけじゃない、表も裏も、光も影もあるんだ。文学に通ずる哲学的なものが、そこかしこにあったように思います。
まぁ・・・ギャグマンガも大好きですどね・・・。(カバ丸やちびまる子ちゃんとか ( *´艸`))
『村上健志の俳句修行』
今日はカラっと晴れて、気持ちの良い一日でした。
洗濯槽の掃除とか、おしゃれ着洗いなど、こざっぱりとできることをしました。
娘は近所の川にタニシ採り。メダカ鉢の水の浄化は、タニシに頑張ってもらいます。
貴重な雨の合間は、あれこれと少しヤル気も出ますね。
さて、先日のことですが・・・
興味があったので、まずは本屋で立ち読みしてから購入を決めようと思って、本屋さんへ。
平積みしてあった本書を立ち読み・・・
あら、おもしろくてどんどん読み進めてました!
気が付くと2章まで読んでいて、これは帰ってゆっくり読もうと買って帰りましたよ。
『フルーツポンチ村上健志の俳句修行』(春陽堂書店)
自分で俳句を作るようになった昨年春から、『プレバト』を見始めました。
そこに度々登場していたフルポン・村上さん。
俳句を作るんだ~と知って、しかも名人級の俳句を詠まれている。
キャラ的には、ちょっと斜め上からの物言いや、独特の感性をうかがわせる方だなぁという印象でしたが、詠まれる俳句は、これがまた上手いというか、私の好きなタイプの俳句です。
視点とか取り合わせが独特ですよね。目の付け所がおもしろくて、はっとさせられる句を詠まれます。
この本は「俳句修行」とあるように、いろいろな句会へ参加された経験を綴っておられます。
真面目に俳句に取り組んでいる様子が伝わります。
それに、ひとくくりで句会と言っても、様々なやり方やタイプがあるんだなぁと・・・俳句の奥深さや幅広さがわかります。なかなか覗けない句会の世界を知ることができる本でもあります。
あとは対談・・・帯のお二方(俵万智さん、又吉直樹さん)との対談です。
立ち読みのところでも触れましたが、俳句に興味のある人なら、楽しくスラスラ読み進められる内容ですよ。
プレバトで村上さんの句を鑑賞するのが、さらに楽しみになりました。
そして、梅沢のおっちゃん、応援してます。句集完成がんばれ!