カテゴリ: 本・漫画
『推しの子』
『わたしの幸せな結婚』
漫画女子部メンバーからお借りした漫画です。
『わたしの幸せな結婚』(原作・顎木あくみ 漫画・高坂りと スクゥエア・エニックス)
最近、映画化もされて、主演が目黒漣くんで注目されました。
出だしは、ただの恋愛漫画なのかな~と思っていましたが、だんだんと異能がらみの演出が強めになってきてます。
最近の人気漫画の傾向として、「異能」「異世界」「転生」「人外」「シンデレラ的恋愛話」要素が多いなぁと思うんですが、この作品は異能×シンデレラストーリー的な漫画です。
ストーリーはそれほど好みではないけれど、絵はかわいくてきれいで読みやすいです。
旦那さまはすごい美形で、実写で目黒漣くんを使いたくなる気持ちはわかる・・・(笑)
『一人十色』
「梅沢のおっちゃん」こと梅沢冨美男さんの句集『一人十色』買いました。

2020年春に俳句を始めて、そこからプレバト見るようになり、役者や歌手として存じていた梅沢さんが、俳句をされているのを知り驚きました。
そして、とてもいい俳句を詠まれていて、さらに驚き。
夏井先生とのやり取りもおもしろくて、先生の愛ある「ボツ」や添削が微笑ましい。
自称Mr.プレバトとおっしゃるだけあって、梅沢さんの出演がない日はやっぱりつまんないですよね。
先月ようやく目標の50句が揃って句集完成。
(番組は続けられるようなので、それもよかったよかった!)
早速読みましたが、私が番組を見る以前の俳句など含め、どれもほんとうに素晴らしい俳句ばかりで、さすが永世名人(特別永世名人)だなぁと感服いたしました。
お忙しいお仕事の中でも、見えないところで努力されたんだなぁと。
本の中でも触れてらっしゃいますが、舞台役者のせりふのリズムや言葉が身についているのは、梅沢さんの強みで土台になっていますよね。そこにご自身の学びと夏井先生の指導や叱咤激励あっての現在・名人級なんですね。
番組では、ご自身のキャラや役割を演じていらっしゃいますが、真面目でやさしい人柄が俳句にもにじみ出ているのがわかります。お忙しい中でも、俳句に向かう姿勢は見習うべきところです。
傑作50句が素晴らしいのはもちろん、この本の見どころはその後です。
夏井先生の添削例の振り返りは、素人の私の勉強になる内容でした。
これは買ってよかった~!
私も俳句をやっている端くれで、才能なく行き詰ってばかりの日々ですが、俳句の筋肉(俳筋力)がついていけるように、焦らず日々こつこつとやっていこうと、あらためて思えました。
新刊
『瓢箪から人生』
はばかりながら、いつき組の端くれのわたくしですが、我らが組長・夏井いつき先生のエッセイが発売になりました。
『瓢箪から人生』(夏井いつき・著 小学館)
女性週刊誌に連載されているエッセイが本になりました。
週刊詩はほとんど読まないので、まとめた書籍が発売されるのを待っておりましたが、思ったよりはやく出版されたので嬉しいです!楽しみにしていました!
昨日届いたので、まだ半分ほどしか読んでいませんが、俳句歴3年目の私が知らないこと(俳句だけでなく、先生個人のことなど)を知ったりして、楽しく読んでいます。
文章も読みやすくて、気が付いたらどんどん読み進めてる・・・ゆっくり読もうと思っていたのに、あれ、もう半分?というぺーすで読めますよ。
句集伊月集『鶴』
正木ゆう子さんの本
まんが女子部 部活動
『論語と算盤』
雨降りには、読書がちょうどいいですね。
(漫画ばっかりじゃなかったりする・・・(;^_^A)
この大雨では、気分はソワソワしますが、時間があったり気分を落ち着かせるのに、気を紛らすための読書になってるかもしれません。
前置きが長くなりましたが、先日買って読んだ本です。
『現代語訳 論語と算盤』渋沢栄一 守屋淳・訳(ちくま新書)
大河ドラマを毎週楽しみにしています。
名前くらいしか知らなかった渋沢栄一のことが、ドラマを通して知ることができて、おもしろく見ています。(まぁ、イケメン揃いで目の保養にもなりますよねぇ・・・)
ドラマなので、多少の脚色もあるかもしれませんが、ドラマ仕立てだと歴史の流れはわかりやすいですね。
今まで、薩長武士や新選組側からのアプローチはありましたが、一商人から武士、そして実業家へと変身していく渋沢栄一目線は、とても新鮮です。
激動の時代から近代へ導いた業績を、これからも楽しみに見て行こうと思っています。
前回では、奥様が何度も何度も「あさましい」とつぶやいて、トドメはお手紙にまで嘆かわしいと書いて寄こした場面は、なんか微笑ましかったです。(あれほど嫌っていた西洋にかぶれたわが夫の姿を写真で見た奥方の反応です。)
進化していく栄一さんと、5年?もほったらかしにされてる側とのギャップがなんともおもしろい。
来週はパリから戻った栄一が、新しい世のしくみをどうやって変えて奮闘していくのかが楽しみですね。
やはり時代を築いてきた人の言葉や考え方は、筋が通っていて気持ちがいいと、本を読んで思いました。人や社会や精神のことが、とてもわかりやすく書いてあります。
時代は違えど、現代にこそ実は必要な言葉の数々ではないかと思いました。
私は実業家でも政治家でもないただのおばちゃんだけれど、どんな立場であれ、どんな目標を持っているにしても、生きていく上で大事なことは同じ。
こういう名著を読むと、背筋が伸びますね。