長崎に滞在中、ちょうど「長崎くんち」の期間にあたったので、長崎を離れて以来のおくんち気分を味わってきました。
とは言っても、母のことが最優先なので、わざわざ行くということはないんですが、住まいに近い通りを行き来する踊りに遭遇したので、それで充分おくんちを楽しめました!

くんち期間中は、各踊町が市内の主要な場所や商店・民家などに短い踊を呈上して福を分け、お祝いする「庭先回り」が行われます。それに遭遇するとラッキー☆ スケジュールなどもオープンにされているので、それを見て集まってくる方も多いです。
本踊りを見るには、高い料金(桟敷席)を払うか、諏訪神社の長坂を徹夜して取る(今は事前抽選だそうですが)しか方法がないので、市民が直に見るのは、多くは庭先周りの街角が多いです。

子どもの頃は、近くにあった原爆病院(今は移転しているので遠い)の玄関先で舞うのを見たりしてました。
おくんちの初日が平日なら公立学校も半日で、午後からは「お下り」というお神輿が御旅所に向かう勇壮なまつりを見に行って、道中や御旅所の屋台を楽しんだりしていました。
今では半日休みの習慣はなくなったそうですが、私たちの時代はまことにいい時代だったんだな~と思いますよ。
でも、おくんちの熱気は昔のまんまです。


病院に行く途中、庭先周りに出会った街角風景をご紹介します・・・


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魚の町の川船です。
和洋中のカラーで分ければ「和」ですね。

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ここは中通り商店街なんですが、一軒一軒の前で御囃子や口上を述べ挨拶まわり・・・子どもたちがお囃子を担当していますが、交代しながらも三日間ずっとがんばるのは気力や体力が要ると思いますよ。

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昼間は暑い三日間でしたが、こうして市内のいろんな場所をめぐる踊り町の皆さんです。

そのあと歩いていると、また別の御囃子が聞こえてきたのでちょっと行ってみると・・・

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眼鏡橋の向こうの通りを、籠町の龍踊りが庭先周りしていました!

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近くで聴く楽器の音色だけでも鳥肌が立ちます。

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わかりにくいですが、一軒ずつお店の中まで龍が入って、福を願ってお祝します。
周りは人だかりで、役員の方々も神経を使うところですが、安全に気を付けながらお互いに近くで見ては拍手喝采です。

病院についてからも、川船と本踊りが病院の玄関先へ慰問に来ましたが、母についていたのでそれは遠慮しました。

おくんちの三日間は、街中がまつり一色です。
7年に一度、踊り町の順番がめぐってくるので、今回見たものは7年後・・・
来年はまた違うものが神社に奉納されます。

機会がありましたら、秋のおくんち期間に長崎を訪問されてみてくださいね。



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